東京都行政書士会 インターンシップ実務研修

上野の風景

インターンシップ実務研修では、実際に進行している案件に関わりながら、非常に実践的で密度の高い経験をさせていただきました。
初日から、戸籍の取得や各種手続きに必要な書類の手配、郵送や現金の取り扱いなど、行政書士業務の土台となる作業を一つひとつ体験しました。その中で強く感じたのは、「時間」と「スピード」そのものが大きな価値になる仕事だということです。

研修の中心となったのは、許認可に関する変更手続きでした。複数の自治体にまたがる申請を通じて、手引きを正確に読み込む力や、地域ごとの運用の違いに対応する柔軟さ、そして多くの添付書類を確実に管理する重要性を学びました。
特に印象に残っているのは、こちらの確認不足によるミスを実際に経験し、その場で行政機関と連絡を取り、修正・対応を行ったことです。失敗そのものよりも、「ミスが起きた後にどう動くか」が実務では何より大切なのだと、身をもって知る機会となりました。

また、毎日の新聞読解を通じて、社会で起きている出来事を法律家の視点で整理し、「結局何が問題なのか」を短い言葉で捉える訓練も行いました。これにより、自分が感覚や印象に頼って判断してしまっていたことに気づかされました。
世論や雰囲気に流されず、根拠をもって是非を考える姿勢は、この仕事に欠かせないものだと改めて実感しています。

さらに、契約書や覚書の作成課題を通じて、見た目や形式が整っているだけでは不十分であり、「依頼者の利益を守り、実際の現場でも通用する書面」を作る視点が重要であることを学びました。日々の新聞購読や読書の積み重ねが、いざという場面での判断力に直結する──そのことを強く意識するようになりました。

今回の研修は、単なる作業の体験にとどまらず、行政書士としてどう考え、どう判断し、どう行動するのか、その根本を見つめ直す貴重な機会でした。ここで得た学びを、今後の実務にしっかりと生かしていきたいと思っています。

研修中、都税事務所へ行き、納税証明書を頂いてくる用事を仰せつかり、自転車でかっぱ橋を抜けて片道約10分強、午後3時頃の美しい情緒あふれる上野の街並みを味わうことが出来ました。

上野の街は、非常に活気にあふれ、それでいて昭和の懐かしい趣と、それをリノベーションする現代的な美しさと、碁盤の目のように道が直角に整備されていて道幅が広いところはどこか京都を思わせるところもあり、素晴らしい神社やお寺、美味しそうな飲食店や特に和菓子店(お昼には伊藤事務所の迎えにある和菓子店の「こごめ大福」「いちご大福」(その旨そうな見た目に一目ぼれし、実際やはり美味しかった)を差入れさせていただきました)もいっぱいあり、この4日間で下町の魅力にあふれるこの上野という街ににすっかり魅せられてしまいました。

この街に一回住んだら、離れられない魅力があるだろうなぁ、でも、僕はやっぱり八王子が今は大好きだから、それでいいんだな、などと思いながら自転車を漕いでおりました。そんな時間もあったことを付記しておきます。

さて、この研修は私の人生の中で最も幸せで、最も楽しく、最も有意義なものとなりました。毎日ワクワクドキドキが止まりませんでした。研修の最後の一瞬まで、あんこたっぷりのたい焼きのようにびっしり「最高の教え」が詰まっておりました。あっという間の4日間でした。

この研修の機会をお与えくださった関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。